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女性特有の働きづらさについて解き明かした『働きたいのに働けない私たち』の著者は、女性や子ども、少子化問題に関する研究や政策提言を行う現役の研究者。働く母親として経験してきた苦労と共に、客観的なデータと歴史的経緯を示しながら、論理的に分 ...
社会学者の上野千鶴子さんと哲学者の國分功一郎さんが、老いをテーマに都内で対談した。上野さんの新刊「アンチ・アンチエイジングの思想 ボーヴォワール『老い』を読む」(みすず書房)の出版イベント。老いに遠慮はいらない。そんなメッセージが会場を包んだ。
性別違和に苦しみながらも、幾多の困難を乗り越え、自らが納得できる性別で生きられるようになった――そんなトランスジェンダーの物語を見聞きしたことのある人は多いのではないでしょうか。けれども、人生はその後も続いていき、性別移行前には予想 ...
7月20日投開票の参院選は、SNSを使った選挙戦がかつてないほど注目されています。その世界的な潮流の背景に迫った、ジュリアーノ・ダ・エンポリ著『ポピュリズムの仕掛人――SNSで選挙はどのように操られているか』(林昌宏訳、白水社刊、2 ...
会田誠早わかり。主にここ25年の活動を振り返る重厚な本だが、軽やかさに驚く。絵がある。字がある。立体がある。映像もあれば大人数のプロジェクトもある。政治・社会を忖度(そんたく)なくえぐりながら、ギャグ漫画の1コマのようでもある。1人 ...
健康維持のためのフィットネスとして広まっているヨガ。なんとなくインドの伝統というイメージがあるが実はそう単純なものではない。『現代ヨーガ論』(春秋社)は現代ヨガ成立の複雑な背景を紐解き、現代でヨガが直面した問題を扱っている。本記事で ...
第56回大宅壮一ノンフィクション賞の贈呈式が6月、東京都内で開かれた。バブル経済期を生きた兄弟2人の栄光と挫折を描いた受賞作「バブル兄弟 “五輪を喰(く)った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則」の著者の西崎伸彦さん=写真=は、受賞のあいさつで「 ...
作家・野坂昭如(あきゆき)(1930~2015)の『戦争童話集』が完全版として刊行された。「凧(たこ)になったお母さん」など12編に、沖縄戦が題材の「ウミガメと少年」「石のラジオ」を加えた。
「過去の古典と『ともに哲学する』態度に徹して、現代との関連を把握しようとする『過去と現代との往還』という読み方を私は学びました。戦争や内戦、経済格差や気候変動など現代の様々な危機を克服し、『善き生』の回復を目指すことを、スピノザはわれわれに求めている ...
二度目のトランプ政権の出現で、たちまち大混乱に陥ったようにみえる「西側」諸国。しかし、西谷修さんは「トランプが登場しようがバイデンだろうが、アメリカはそういう国である」と断言します。それは、どういうことなのか。これまでにも戦争や世界 ...
成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈、新潮文庫) 国宝〈上〉青春篇(吉田修一、朝日文庫) 国宝〈下〉花道篇(吉田修一、朝日文庫) ババヤガの夜(王谷晶、河出文庫) 一次元の挿し木(松下龍之介、宝島社文庫) いつまで(畠中恵、新潮文庫) ...
今里基さん(立命館大学専門研究員)の『ライフスタイル移住の社会学』(明石書店)は、日本と韓国を地続きのように捉え、いつでも「ワッタカッタ(行ったり来たり)」して暮らす人たちの多様なライフストーリーを描いた一冊です。このたび韓国語教育 ...
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